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山崎家は、江戸時代の京都で活躍した幸流小鼓の名家です。幸流小鼓の家元が不在だった明治時代には、当時の当主、山崎一道が三須錦吾・狩野宗明とともに芸事取締として免状発行などに関わりました。
このたび、山崎家ご遺族から法政大学能楽研究所に小鼓胴や伝書が寄贈されたのを機に、その概要を報告します。なかでも小鼓胴「錠図蔕梨」は幸流宗家と山崎家のみに伝えられた名品です。今回、幸流小鼓方の成田達志氏に、この胴を使って演奏していただきます。それに伴い、山崎家に伝わる文書、手付(小鼓・大鼓の楽譜)の類も紹介します。
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