講演・催物

法政大学大学院 / 能楽研究所 公開講座 第13回法政大学能楽セミナー
「時代を拓いた能や狂言の本たち」

2008年10月14日~
※ この催しは終了しました。

今から100年前の1908年(明治41年)は能の歴史にとって画期的な年でした。世阿弥伝書が発見され、近代における能楽研究が始まり、旧来の謡本を改革した画期的な謡本が生まれ、その後の謡本の歴史を変えたのです。1930年(昭和5年)には、野上豊一郎著『能 研究と発見』が出版され、佐成謙太郎著『謡曲大観』全七巻も刊行を開始し、能楽・謡曲研究を大きく飛躍させました。戦後公刊された現存最古の「天正狂言本」は、固定以前の姿を伝えています。

今回の能楽セミナーは、このように時代を切り拓いた能や狂言の本をとりあげ、その本が果たした役割や影響、著者の人物像に迫ります。

  • 第一日 2008年10月14日(火)
    「もうひとつの謡本 ― 丸岡桂の謡本改訂 ―」
    味方 健氏 (能役者・シテ方観世流)
  • 第二日 2008年10月21日(火)
    「世子六十以後申楽談儀 ― 吉田東伍の世阿弥発見 ―」
    表 章氏 (法政大学名誉教授)
  • 第三日 2008年10月22日(水)
    「謡曲大観 ― 佐成謙太郎の謡曲研究 ―」
    小林健二氏 (国文学研究資料館教授)
  • 第四日 2008年10月28日(火)
    「能 研究と発見 ― 野上豊一郎の独創性 ―」
    西野春雄氏 (法政大学能楽研究所所長)
  • 第五日 2008年10月29日(水)
    「天正狂言本 ― 狂言研究の新展開 ―」
    田口和夫氏 (文教大学名誉教授)

時間
  14 : 00~16 : 00

会場
  法政大学 市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階 スカイホール
  〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 [ 地図 ]
  JR・地下鉄各線 市ヶ谷駅または飯田橋駅より10分

対象
  日本の古典芸能や芸術・文化・歴史に関心をお持ちの方

募集人数
  各回100名(定員に達し次第締め切りといたします)

受講料
  全講座 : 一般 11,000円 / 大学院生・学部生 7,000円

  1講座 : 一般 3,000円 / 大学院生・学部生 2,000円

お申込先
  法政大学能楽研究所
  〒162-0843 東京都新宿区市谷田町2-15-2 法政大学大学院事務部 [ ウェブサイト ]
  TEL : 03-5228-0551  FAX : 03-5228-0555
  E-mail : hgs@adm.hosei.ac.jp

主催
  法政大学大学院 / 野上記念法政大学能楽研究所

後援
  法政大学エクステンション・カレッジ