講演・催物

法政大学能楽研究所公開ゼミナール・第一回
「恐怖と優雅の間 ― 謡曲における河原院の描写 ―」
講師 : ポール・アトキンス氏

2007年12月2日~
※ この催しは終了しました。

今年度より、本研究所では大学院生や若手研究者を対象とした公開ゼミナールを開催することにいたしました。第一線で活躍中の能楽研究者や関連分野の研究者を講師に招き、講義形式でお話をうかがい、あるいは演習形式でともに資料を読み、議論を重ねながら、大学や研究分野の枠を超えた研鑽の場を作っていければと思っています。一般向けの講座ではなく、あくまで研究者や研究を志す人を対象にした公開ゼミナールです。

第一回目は、近年金春禅竹の研究で優れた業績をあげられているポール・アトキンス氏(ワシントン大学助教授)をお招きし、演習形式でおこないます。テーマは「恐怖と優雅の間―謡曲における河原院の描写―」。日本語の資料の他、英語で書かれた研究文献も読みながら、海外における最新の研究情報に触れつつ、各自の問題意識を深めていくことをめざしていきます。

日程
  2007年7月19日(木)・20日(金)18:30~20:30、21日(土)16:00~18:00

会場
   法政大学 市ヶ谷キャンパス 58年館2階 国際日本学研究所会議室
  JR・地下鉄各線、市ヶ谷・飯田橋各駅から徒歩8分

参加要項
   大学院生及び研究者を対象とするゼミナールです。
   全日程参加が原則です。
   参加費200円(資料代)を頂戴いたします。
   講義は日本語、資料は日本語・英語の混用となる予定です。
   事前に予約をお願いします。(定員40名。先着順)
    官製ハガキに名前・所属・連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)を明記の上、
    下記までお申し込みください。7月5日(木)必着です。
      〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 法政大学能楽研究所 公開ゼミナール係
      お問い合わせTEL : 03-3264-9815 / FAX : 03-3264-9607

ポール・アトキンス(Paul Atkins)氏

ワシントン大学シアトル校アジア言語文学科助教授。専攻は日本中世文学と演劇。主な著書・論文に『Revealed Identity: The Noh Plays of Komparu Zenchiku』(金春禅竹の謡曲研究)(University of Michigan Center for Japanese Studies)、"Nijo v. Reizei: Land Rights, Litigation, and Literary Authority in Medieval Japan."(二条冷泉両家の相論と定家仮託書の研究)(Harvard Journal of Asiatic Studies 66:2)