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幕末の弘化五年(一八四八)、ときの宝生大夫が幕府の許可と後援を得、神田筋違橋付近の空き地に舞台と桟敷を組んで、晴天十五日間にわたる能の一大興行をおこないました。弘化勧進能と呼ばれるこの催しを、延べ約五万八千人が見物したと言われています。
今回のセミナーは、この催しを詳細に記録した『弘化勧進能絵巻』を読み解くところから始め、江戸の町における勧進能のシステム、そこで上演された能のこと、客席や楽屋で出された食べ物等々に話を広げていきます。アジアの都市に造られる劇場建築との比較や、江戸時代を通しての勧進能の変遷についても考えます。
時間
14 : 00~16 : 00
会場
法政大学 市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階 スカイホール
〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 [ 地図 ]
JR・地下鉄各線 市ヶ谷駅または飯田橋駅より10分
対象
日本の古典芸能や芸術・文化・歴史に関心をお持ちの方
募集人数
各回100名(定員に達し次第締め切りといたします)
受講料
全講座 : 一般 11,000円 / 大学院生・学部生 7,000円
お申込先
法政大学能楽研究所
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町2-15-2 法政大学大学院事務部 [ ウェブサイト ]
TEL : 03-5228-0551 FAX : 03-5228-0555
E-mail : hgs@adm.hosei.ac.jp
主催
法政大学大学院 / 野上記念法政大学能楽研究所