能楽賞

観世寿夫記念法政大学能楽賞は、世阿弥の花の思想を体現し、常に"能とは何か"を問いつづけ、1978年12月7日、53歳で急逝した観世流の能役者、観世寿夫氏の能界劇界における業績を記念して、遺族からの寄金に基づき法政大学が1979年6月に設定しました。

顕著な業績や舞台成果を示した研究者・評論家・能役者、能楽の普及に貢献した個人・団体に贈られ、毎年命日の清雪忌に発表しています。

催花賞は、「観世新九郎家文庫」寄贈を記念して設定された「服部記念法政大学能楽振興寄金」に基づき、1988年4月に設定された賞で、地方在住の能楽囃子方、ワキ方等の功労者をはじめ、後継者の養成、能楽の普及、囃子事や地方能楽の研究等の功績を顕彰しています。
二つの賞とも年々その評価が高く、これらの選考実務も能楽研究所の事業の一つです。

受賞者

2016年度の受賞者は以下の諸氏に決定しました。

贈呈式は2017年1月25日にザ・プリンス パークタワー東京にて、多数の方々にご来場いただき、盛大に行われました。


      能楽賞歴代受賞者
                                       
受賞年度 受賞者(敬称略) 所属等
第1回 / 1979年 香西 精 元兵庫米穀株式会社 社長
白石 加代子 劇団早稲田小劇場
第2回 / 1980年 野村 万之丞 狂言方和泉流
吉越 立雄 能楽写真家
第3回 / 1981年 森 茂好 ワキ方宝生流
大阪能楽鑑賞会
第4回 / 1982年 松本 恵雄 シテ方宝生流
能楽鑑賞の会
第5回 / 1983年 片山 博太郎 シテ方観世流
堂本 正樹 能楽評論家・劇作家
第6回 / 1984年 横道 萬里雄 能楽研究者
一噌 幸政 笛方一噌流
第7回 / 1985年 野村 万作 狂言方和泉流
黒川能 上座・下座
第8回 / 1986年 茂山 千五郎 狂言方大蔵流
八嶌 正治 能楽研究者
第9回 / 1987年 北村 治 小鼓方大倉流
荻原 達子 能楽プロデューサー
第10回 / 1988年 友枝 喜久夫 シテ方喜多流
伊藤 正義 能楽研究者
第11回 / 1989年 金春 惣右衛門 太鼓方金春流
後藤 淑 能楽研究者
第12回 / 1990年 宝生 閑 ワキ方宝生流
橋の会
第13回 / 1991年 粟谷 菊生 シテ方喜多流
狂言共同社  
第14回 / 1992年 茂山 千之丞 狂言方大蔵流
増田 正造 能楽研究者
第15回 / 1993年 安福 建雄 大鼓方高安流
柿原 崇志 大鼓方高安流
亀井 忠雄 大鼓方葛野流
第16回 / 1994年 山本 東次郎 狂言方大蔵流
友枝 昭世 シテ方喜多流
第17回 / 1995年 一噌 仙幸 笛方一噌流
梅若 六郎 シテ方観世流
第18回 / 1996年 高橋 章 シテ方宝生流
天野 文雄 能楽研究者
第19回 / 1997年 大槻 文蔵 シテ方観世流
橋本 朝生 能楽研究者
第20回 / 1998年 山本 順之 シテ方観世流
田口 和夫 能楽研究者
第21回 / 1999年 浅見 真州 シテ方観世流
竹本 幹夫 能楽研究者
第22回 / 2000年 山本 孝 大鼓方大倉流
味方 健 シテ方観世流・能楽研究者
第23回 / 2001年 近藤 乾之助 シテ方宝生流
西村 聡 能楽研究者
第24回 / 2002年 横山 貴俊 小鼓方幸流
三宅 晶子 能楽研究者
第25回 / 2003年 茂山 忠三郎 狂言方大蔵流
野村 四郎 シテ方観世流
第26回 / 2004年 小林 責 能楽研究者
山本 則直 狂言方大蔵流
第27回 / 2005年 河村 隆司 シテ方観世流
櫻間 金記 シテ方金春流
第28回 / 2006年 片山 慶次郎 シテ方観世流
宮本 圭造 能楽研究者
第29回 / 2007年 塩津 哲生 シテ方喜多流
香川 靖嗣 シテ方喜多流
大谷 節子 能楽研究者
第30回 / 2008年 浅井 文義 シテ方観世流
Thomas Hare 能楽研究者
第31回 / 2009年 表 章 能楽研究者
宝生 欣哉 脇方下掛宝生流
第32回 / 2010年 大坪 喜美雄 シテ方宝生流
岩崎 雅彦 能楽研究者
第33回 / 2011年 石田 幸雄 狂言方和泉流
藤田 六郎兵衛 笛方藤田流
第34回 / 2012年 羽田 昶 能楽研究者
粟谷 能夫 シテ方喜多流
第35回 / 2013年 國川 純 大鼓方高安流
高桑 いづみ 能楽研究者
第36回 / 2014年 森 常好 ワキ方宝生流
高橋 悠介 能楽研究者
第37回 / 2015年 小寺 佐七 太鼓方観世流
大倉 源次郎 小鼓方大倉流
第38回 / 2016年 岡本 章 演出家
松田 弘之 笛方森田流
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催花賞歴代受賞者
                                     
受賞年度 受賞者(敬称略) 所属等
第1回 / 1988年 森家 金十郎 観世流大鼓方
第2回 / 1989年 三島 太郎 太鼓方金春流
第3回 / 1990年 柿原 繁蔵 大鼓方高安流
第4回 / 1991年 岡 次郎右衛門 ワキ方高安流
第5回 / 1992年 前西 芳雄 京都能楽養成会専務理事
第6回 / 1994年 古川 七郎 狂言方大蔵流
第7回 / 1995年 曽和 博朗 小鼓方幸流
第8回 / 1996年 善竹 幸四郎 狂言方大蔵流
第9回 / 1997年 大原 紋三郎 新城狂言同好会会長
第10回 / 1998年 油谷 光雄 元国立能楽堂企画制作次長
第11回 / 1999年 檜 常太郎 檜書店会長
第12回 / 2000年 野村 又三郎 狂言方和泉流
第13回 / 2001年 山口鷺流狂言保存会  
第14回 / 2002年 田中 允 小鼓方幸流・能楽研究者
第15回 / 2003年 横浜能楽堂  
第16回 / 2004年 能楽タイムズ  
第17回 / 2005年 東海能楽研究会  
第18回 / 2006年 観世 元信 太鼓方観世流
第19回 / 2008年 河村 総一郎 大鼓方石井流
第20回 / 2009年 権藤 芳一 古典芸能評論家
第21回 / 2010年 福井 四郎 扇制作者
第22回 / 2011年 三島 元太郎 太鼓方金春流
第23回 / 2012年 一色町能楽保存会  
第24回 / 2013年 喜多流大島能楽堂  
第25回 / 2014年 帆足 正規 笛方森田流
第26回 / 2015年 なごみ狂言会チェコ

※1993年度、2007年度、2016年度は受賞者なし
 

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