教育・普及

能楽研究所は、これまでの研究成果をもとに、能楽の普及活動にも積極的にかかわってきました。
今後も、能楽の専門的知識を修得した人材の育成、最新の研究成果を紹介する場の提供など、より多くの方々と能楽とを結ぶ架け橋になることをめざしていきます。

「能楽研究者養成プログラム」は、能楽の研究・普及に携わる専門家の育成をめざし、大学院人文科学研究科日本文学専攻と共同で進めているプログラムです。研究者はもとより、能楽に関する資料や文化財の調査・保存に携わる人材や、現代における能楽の普及を進め能楽の魅力を広く世界に発信しうる人材などの育成にも努めます。

能楽研究所所蔵の貴重な原典資料を用いる「能楽資料研究」や、能界の第一線で活躍中の能楽師・評論家とともに現代における能楽の課題を考察する「現代能楽論」など、新鮮で刺激あふれる科目を開設しています。

能楽研究所は、法政大学が行う一般・社会人向け講座にも積極的に参加し、研究成果の公表や能楽の普及に努めています。
「法政大学能楽セミナー」をはじめとするさまざまな研究集会では、学外からも能楽および隣接分野の研究者や実演者などをお招きし、さまざまな角度から能楽の魅力を分析しています。

教育分野ではインターネットの利用にも注目しています。今後は他機関への協力はもとより、研究所ウェブサイトからも、多くの方に能楽を身近に感じていただくための情報を発信していきます。

日本芸術文化振興会の「文化デジタルライブラリー」内の「舞台芸術教材・能楽編その一」。
能楽研究所の監修で、中・高校生向けに、能の基本的事項や世阿弥の世界をわかりやすく紹介したコンテンツです。