5.狂言
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間狂言本「松島」 資料番号 : 研01349 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 番外曲〈松島〉の間狂言台本。包紙に「中柿七兵衛」の署名あり。中垣七兵衛は仙台藩に仕えた南都在中の大蔵八右衛門派の狂言役者。間狂言本「小萩」〔研1350〕と一括。〈松島〉の謡本は〔研1337〕参照。 -
間狂言本「小萩」 資料番号 : 研01350 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 番外曲〈小萩〉の間狂言台本。包紙に「中柿七兵衛」の署名あり。中垣七兵衛は仙台藩に仕えた南都在中の大蔵八右衛門派の狂言役者。間狂言本「松島」〔研1349〕と一括。〈小萩〉の謡本は〔研1330〕参照。 -
狂言次第附並衣裳附 資料番号 : 研01351 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 狂言の演出と衣裳付を記した書。大蔵八右衛門家伝写。第一冊・第二冊は本狂言、第三冊は間狂言について記す。作リ物等の図あり。大蔵八右衛門家は他にも狂言面の書上や由緒書を伊達家に提出している。所収曲は下記の通り。【一】ゑびすびしやもん・福神・れんかひしやもん・大こくれんか・ゑひす大こく・麻生・三本のはしら・末廣かり・目近・隠笠・宝のつち・よろい・ほう丁むこ・庭鳥むこ・音曲むこ・引敷むこ・舟渡シむこ・水掛聟・八幡の前・二人袴・さいの目・おか太夫・こんぶかき・鴈かり金・餅酒・三人夫・つくしの奥・松やに・牛馬・なへやつはち・煎物・唐すもふ・鴈盗人・仁千石・文蔵・萩大名・文すもふ・鼻取すもふ・蚊すもふ・今参・粟田口・秀句から笠・入間川・二人大名・人馬・鴈礫・禁野・墨塗・うつほ猿・しとふ方角・梟・腰いのり・柿山伏・ねき山伏・犬山伏・かに山伏・宗論・さつまの守・腹不立・鈍太郎・地蔵舞・名取川・飛越。【二】ろれん・御茶の水・ほねかわ・布施無経・花折・惣八・あく坊・あく太郎・佛師・金津・若市・通圓・楽阿弥・祐善・蛸・枕物狂・ひく定・老武者・髭やくら・あさいな・節分・清頼・八尾・くび引・ぬけから・清水・くちざい人・神なり・連歌盗人・子盗人・瓜盗人・やせ松・長光・盆山・茶つほ・太刀ばい・しんばい・竹の子・成上り・文山立・ちしやく・さつくわ・口まね・三人片輪・不聞座頭・とふかつちり・白養・ともり・法師か母・おばか酒・川原太郎・ちきり木・塗師・因幡堂・かまはら・鏡男・右近左近・棒しばり・千鳥・すおふ落・いろは・しびり・あかかり・鞍馬参・竹生嶋参・かう薬ねり・むねつき・八句連哥・かうち・鱸包丁・船舟・栗焼・こふ売・ふち松・北の参・横座・花あらそい・空うて・けいりう・酢はちかみ・土筆・鐘のね・おにかわら・武悪・合柿・舎弟・縄ない・狐塚・毒・いくい・米市・釣狐・花子・れんしやく・清水びしやもん・草ひら山伏・あく田川・ごぜ座頭。【三】高砂・老松・弓八幡・呉服・御裳濯・吉野・白髭・東方朔・加茂・難波・白楽天・養老・佐保山・志賀・嵐山・放生川・鵜飼・浦嶋・西王母・氷室・箱崎・玉の井・淡路・靎亀・右近・道明寺・繪馬・源太夫・金札・江の嶋・大社・竹生嶋・大般若・岩船・鵜祭・寝覚・和布苅・松尾・皇帝・伏見・草薙・熱田・九世ノ戸・輪蔵・兼平・知章・敦盛・通盛・忠度・箙・実盛・朝長・春日龍神・八嶋・田村・頼政・井筒・玉かつら・芭蕉・東北・江口・定か・三輪・百萬・鉄輪・三井寺・道成寺・松風・楊貴妃・鐘馗・花月・愛染川・自然居士・藤永・芦苅・鵺・采女・春永・殺生石・天皷・七騎落・姨捨・半蔀・誓願寺・飛雲・竹雪・佛の原・調伏曽我・蝉丸・清重・鳥追舟・檀風・六浦・弱法師・舟弁慶・善知鳥・國栖・安宅・感陽宮・鉢の木・小督・鞍馬天狗・橋弁慶・冨士太鼓・雨月・求塚・朝かほ・夕かほ・葵上・世我意・熊坂・羅生門・浮舟・山姥・庭鳥龍田・摂待・東岸居士・檜垣・遊行柳・梅ヶへ・大江山・女郎花・班女・西行桜・かんたん・落葉・放下僧・船橋・葛城・鵜飼・野守・盛久・龍田・望月・篭太鼓・松虫・錦木・野々宮・吉野静・元服曽我・舎利・大會・あこき・さい・大原御幸・俊寛・正尊・士童・常陸帯・雲林院・黒塚・融・禅師曽我・長郎・紅葉狩・車僧・小塩・海人・当广・藤戸・降广・土車・土蜘・石橋・現在鵺・夜討曽我・葛城天狗・唐船・碇潜・雲雀山・らいてん・玄上・小鍛冶。 -
狂言名寄 資料番号 : 研01352 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 鷺仁右衛門・鷺伝右衛門・大蔵弥太郎・大蔵八右衛門家の狂言の名寄。「笛大小太鼓作り物入」等の注記あり。「狂言名寄」〔研1353〕もほぼ同内容。 -
狂言名寄 資料番号 : 研01353 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 鷺仁右衛門・鷺伝右衛門・大蔵弥太郎・大蔵八右衛門家の狂言の名寄。「笛大小太鼓作り物入」等の注記あり。「狂言名寄」〔研1352〕もほぼ同内容。 -
口上之覚 資料番号 : 研01372 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 江戸中期に狂言方・大蔵八右衛門勝虎が伊達家に提出した由緒書。伊達家へ八右衛門家の秘書を差し上げたときのもの。大蔵虎清以来、八右衛門家が仙台藩に出入りするようになった経緯や、元禄期に国元で勝虎が仙台藩狂言役者・中垣七兵衛の指導を受けたこと等についても述べている。〔研1372~1375〕は包紙で一括。 -
先祖書 資料番号 : 研01373 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 狂言方・大蔵八右衛門家の先祖書。金春禅竹の末子金春四郎次郎から大蔵八右衛門成虎までの来歴を記す。大蔵八右衛門勝虎・大蔵八之丞虎豊提出。〔研1372~1375〕は包紙で一括。 -
作面覚 資料番号 : 研01374 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 大蔵八右衛門家が所持する狂言面の書上。大蔵八右衛門勝虎提出。釣狐に用いる氷見作の白蔵主面は、信長時代に紛失したのち寛永年間に大蔵虎清が公儀より拝領した「狂言重宝にたりの面」で、その他の作面は長男大蔵弥太郎が所持していたので、次男八右衛門に譲られたという。この面については「ゆいこんゆつり様之事」〔研1375〕も参照。〔研1372~1375〕は包紙で一括。 -
ゆいこんゆつり様之事 資料番号 : 研01375 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 狂言方・大蔵弥右衛門虎清の遺言控え。寛永二十年(1643)二月十四日付。大蔵庄左衛門・高安太郎左衛門・大蔵源右衛門・大蔵八右衛門宛。上様より拝領した狐の「にたりの面」を大蔵八右衛門に譲るとの内容。この面の来歴は「作面覚」〔研1374〕参照。〔研1372~1375〕は包紙で一括。 -
金札 外、間の心得 資料番号 : 研01395 所蔵 : 能楽研究所 解題 : 〈金札・田村(替間)・老松・融〉の間狂言についての書付。