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4.付

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  • 細川十部伝書 妙佐本慶長型付 (52)
    • 分類: 型付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 室町末期の観世流型付。番外曲を多く含み、古態を伝えているのが特色。慶長三年に妙佐本を写した本の転写本。
  • 細川十部伝書 元亀慶長能見聞 (35)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 足利義輝に仕えた飯河治部少輔秋共(一両斎妙佐)の、元亀から天正・文禄を経て慶長二年までの演能見聞記。妙菴玄又が慶長三年に写した本の転写本。
  • 少進聞書  (48)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 帖装。観世与左衛門国広・金春岌蓮・大蔵道知・一噌・牛尾らからの聞き書き。少進自筆と推定される。
  • 岌蓮江問日記  (53)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 袋綴大本。下間少進が、天正十年に師の金春岌蓮(八郎喜勝)に習ったことを書き留めたもの。少進自筆と推定される。
  • 少進能傳書 (2)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 帖装半紙本。五十三番からなる金春流の型付で、『童舞抄』より先の成立と考えられる。少進自筆と推定される。
    1.  (77)
    2.  (42)
  • 童舞抄 (3)
    • 分類: 型付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題:  慶長元年(1596)下間少進奥書の金春流能型付。 全七十曲所収。 下間少進(1551-1616)は本願寺の坊官であったが、金春大夫喜勝から大事の伝授を受け、 慶長年間前後には本業の能役者を凌ぐほどの活動をし、ほかにも『舞台之図』『叢伝抄』などの伝書を残した。 本書は下間家伝来本で、少進自筆本と推定される。 三帖。 275×194ミリ。
    1. 童舞抄 上  (80)
    2. 童舞抄 中  (81)
    3. 童舞抄 下  (80)
  • 舞台之図  (29)
    • 分類: 作り物付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題:  下間少進(1551-1616)による金春流の作リ物付。40種の作リ物について形状や置き所を図辞する。下間家伝来本。275×194ミリ。 『童舞抄(上・中・下)』3冊、『叢伝抄』1冊と一括して黒漆塗りの木箱入り。下間少進については『童舞抄』参照。
  • 能之秘書  (291)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 全百十六曲を収める脇の型付。流儀は不明ながら、〈葵上〉の祈りで小袖を奪おうとするシテを後ろから打つ型を記すなど、古態の演出を伝え、書体からも慶長頃の写本と推定される。大阪の豪商で、金剛流の後援者として著名な平瀬露香の旧蔵。露香の没後、未亡人が売りに出したのを、フランク・ホーレイが買い求めたもの。
  • 正徳宝生流仕舞秘伝 (2)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 袋綴横本(141×210ミリ)。二冊から成り、「乾」は、〈翁・乱・石橋・望月・道成寺・姨捨・桧垣・関寺小町〉の詳細な型付、「坤」は、百四十四箇条の習事・秘事のほか、舞台構造・作法や心得等、能全般に及ぶ。著者の武井斎宮氏春は、会津藩のお抱え役者だったが元禄六年に召し放たれ、以後上方に活動の中心を移し近江日吉社の神事能や大坂勧進能などで活躍した丹波猿楽日吉弥右衛門のこと。彼が伊勢の御師久保倉右近・同伊織に相伝した秘事を、享保末年、日吉弥右衛門の後継者と見られる日吉弥四郎が、久保倉伊織からあらためて借り受け書写したもの。久保倉右近は伊勢蕉門の一人、路草(のち乙孝)としても知られる人物。
    1.  (86)
    2.  (66)
  • 翁之習・型付  (35)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 仙台藩五代藩主・伊達吉村の筆になる〈翁〉の習いと詞章、型を記した書。翁飾りの決まりや秘伝の印の結び方にも言及するなど、詳細な内容。伊達吉村は他にも〈道成寺〉〈関寺小町〉といった秘曲の詳細な型付を残している。伊達家旧蔵。
  • 萬能鏡 (2)
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    • 分類: 型付
    • 所蔵: 能楽研究所蔵
    • 解題: 金春流大蔵家の型付。延宝六年の奥書に、大蔵庄左衛門経寿(のち経喜)が祖父・大蔵休岸から相伝された型を記した書物である由を記す。序文と、能組についての覚書に続いて、曲ごとの演出に関する記事を記す。一曲まるごとの型付ではないが、当代と昔の型の違いや、観世と金春の演出の違いについての言及が随所にあり、演出資料として有用。伊達家旧蔵。
    1.  (92)
    2.  (81)
  • 九条忠孝本転写 『観世流作物之図』  (36)
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    • 分類: 作リ物付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 大和綴中本。料紙は影写用と思われる薄手の楮紙。彩色の作物図と小道具図で、ともに詳しい寸法入り。汎用性のある輿・宮・弊など、曲目なしに挙がっているものもある。九条忠孝が書き同家家司の塩小路光貫が所持した本の寛政九年転写本。九条家は観世元章や片山家を後援しており、本書の内容も観世流が主体だが、〈大蛇・竹雪〉など同流にない曲も含む。
    • 曲目: 輪蔵・安宅・半蔀・芦刈・小原御幸・三輪・檜垣・景清・草紙洗・鉢木・砧・呉服・井筒・玉井・白髭・九世渡・加茂・羽衣・嵐山・右近・雲林院・吉野天人・谷行・殺生石・大蛇・竹之雪・小鍛冶・定家・土蜘・西行桜・遊行柳・角田川・龍虎・一角仙人・黒塚・籠太鼓・熊野・善界・松風・車僧・大会・鉄輪・三井寺・野宮・小督・兼平・俊寛・道盛・唐船・江口・大瓶猩々。
  • 大蔵流作り物秘録  (37)
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    • 分類: 作リ物付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 袋綴横本(仮綴)。曲ごとに作り物・小道具の彩色図を掲げ、寸法・材料・製作法などを詳細に注記する。第一紙にある山村九左衛門は仙台藩の作物師兼物着(嘉永二年没)。
    • 曲目: 高砂・淡路・鵜祭・弓八幡・源太夫・白髭・嵐山・竹生島・老松・難波・岩船・西王母・室君・金札・東方朔・鶴亀・富士山・賀茂・放生川・呉服・白楽天・御裳濯・橘。田村・通盛・忠度・朝長・八島・兼平・箙・生田・碇潜・敦盛・清経。芭蕉・楊貴妃・采女・松風・吉野静・江口・野々宮・定家・卒都婆小町・湯谷・井筒・半蔀・籠祇王。羽衣・葛城・誓願寺・三輪・龍田・船弁慶・錦木・野守・土蜘蛛・紅葉狩・隅田川・西行桜・盛久・小督・藤栄・百万・柏崎・三井寺・邯鄲・七騎落・安宅・自然居士・籠太鼓・浮舟・玉葛・芦刈・富士太鼓・天鼓・小塩・一角仙人・花月・放下僧・雨月・葵上・黒塚・山姥・藤戸・善知鳥・昭君・国栖・鵜飼・殺生石・谷行・舎利・鵺・是我意・車僧・大会・項羽・春日龍神・当麻・海人・融・檀風・鞍馬天狗・張良・絃上・小鍛冶・桜川・梅枝・土車・唐船・春栄。
  • 能作物図  (28)
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    • 分類: 作リ物付
    • 所蔵: 法政大学鴻山文庫蔵
    • 解題: 袋綴横本(137×205)。彩色の作物図とわずかながら持ち物図も載せる。使用曲名と若干の注を施すが、寸法は記していない。〈松風〉の汐汲車、太鼓台に付ける火炎、黒緞子で包む舟等、流儀差が知られる例や、宝生の〈太施太子〉のように珍しい作り物の図も示されている点が貴重。〈三蔵・清重・刀殿・未・竹雪・亀浦島・孫子邈〉等の曲名も挙がる。
 

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