観世彦右衛門あて里村紹巴書状  能楽研究所観世新九郎家文庫蔵 三〇三



此間久不面謁候 御床敷存候
抑御子息之御つゝみ嶋田殿にて
承候て感涙難留候つる 都之
銘物残候とおもひ満足仕候
在洛を不思議ニ仕候故一人も
名ある人出来候ハ祝着存候
いよ/\無御油断様ニと
乍憚如此候 御母儀次第
おかしく候 尚以面可申候 不
及御返事候 
     観世彦右衛門殿 御宿所 臨江斎 巴
(追書)茶湯こそ存候ハね 旧友之
事候まゝ 無詮候へ共申入候
不知ものゝめによきか
よきと諸道ニ申候へく候


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